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平成20年.今年は『源氏物語千年紀』 | ||||||||||||||||||||||||||||||
2008年11月8日(土) 東京駅6:23分発ひかり号で米原8:49分着、普通電車に乗り換え9:13分 最初の目的地長浜に到着。ここは豊臣秀吉が初めて一国一城の主になった長浜城がある。あいにくの小雨の中 豊臣秀吉や山内一豊ゆかりの長浜城周囲を歩く。 |
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長浜城 |
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10:15長浜港発の観光船で琵琶湖沖の竹生島へ。30分の短い乗船時間で船内に『琵琶湖周航の歌』が流されていた。 |
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西国札所の中ででここだけは琵琶湖に浮かぶ島のため船でしか行けない。 |
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竹生島船着場は信仰の島だけあって霊験の香りがそこかしこに。 |
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竹生島桟橋 |
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桟橋から土産物店の並ぶ通りを抜けたところで入山料を支払い簡単なゲートを抜けると直ぐ前から山肌に張り付いたような急な石段が空に向かって延びている。 |
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賑やかな小学生の遠足に混じって一歩一歩踏みしめながら石段を上がるとやっと本堂前に出る。本堂に鎮座する弁天様は江ノ島・厳島とならび日本三大弁天に数えられている。 |
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左に納経所があり先に本堂でお参りをして納経所に戻り御朱印をいただいて、島の頂上まで続くお堂を見学しながら一周。 船廊下など貴重な史跡があり遠く歴史ある寺だ。 |
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宝巌寺本堂 |
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豊臣秀吉の御座船日本丸の一部を使って作られている船廊下を渡った先には都久布須麻神社がありかわら投げが出来る。神社の彼方の湖面には船の行き交う絵のような光景が見えた。 |
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島に入って次の船が来るまでの80分後の上陸時間が迫ってきたので桟橋に戻り帰りの船を待って12:05分発の 長浜行きフェリーに乗船する。 |
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長浜港から長浜城を通ってJR長浜駅へ。東海道線普通電車に乗り西国32番札所 観音正寺の最寄り駅能登川へ向かう。 |
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手製の立札 |
ほとんどの参詣者は車を利用する為か途中では誰にも会わず狭い山道の参道を汗をいっぱいかいて約1時間ほど登りやっと車も通れる参道に出る。このあたりは平家物語にも登場する佐々木高綱の居城あった場所でなるほど急峻なところである事が納得できた。 境内にいたる参道 両側には住職さんが苦労して立てたと思われる手製の立札が並びいろいろ面白い説法が書かれていて一つ一つ読みながら歩く。 |
手製の立札 |
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山の参道を1時間かけてやっと登りつめると観音正寺境内に入る。仁王像の間から正面に堂々たる本堂が見える。 |
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観音正寺は聖徳太子が愛知川に棲む人魚に供養を頼まれ開かれたと伝えられ今も「人魚のミイラ」の存在が伝えられている。山上のお寺らしく下より一足早く すでに紅葉も盛りできれいだった。 |
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観音正寺.御朱印 |
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帰りは同じ山道を下る。下りは早く30分くらいで観音寺口バス停に着きバスを待つ間息を整えてしばらくして来たバスで能登川駅へ戻る。 |
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八日市行きバスに乗る |
能登川駅 |
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乗客もまばらな普通電車に乗って彦根に行く。 彦根駅前の大通りは歩く人もなく地方都市の衰退を思う。15分くらい彦根城に向かって歩くとお堀の際に今夜の宿キャッスルホテルはあった。 |
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部屋の窓から彦根城 | ||||||||||||||||||||||||||||||
入場口に着いたのが5時過ぎていて入場出来なく、お堀の際の道を歩いて最近人気の観光スポットという「夢京橋キャッスルロード」へ行く。 |
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レストランや土産物店の並ぶキャッスルロードを見ながら又、彦根駅方面まで歩いて行くが観音寺で山道を長く歩いたせいかひざに急に痛みが出始め、地元の食堂で夕食をしてから少し休み、ひざの痛みで足を引きずるようにしてやっとホテルに戻ってくる。 入浴した後直ぐにやすむ。 |
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明日は大津へ出て西国10・11・12番札所をまわり宇治まで行く予定。 |
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11月9日(日) キャッスルホテル一階で朝食後東海道線で瀬田へ、今日は車で札所をまわる為駅前から徒歩10分マツダレンタカーで車を借り12番札所・岩間寺へ向う。 琵琶湖を背にして石山寺前を通り右折するとのどかな田園風景の山道に入る。みちすがら歩き遍路の人を何組も追い越す。うらやましい。今度はのんびりあるいて札所めぐり出来なくて残念だ。 |
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駐車料金を節約して岩間寺手前の山道脇に駐車して少し歩く。 日曜日なので駐車場には大型バスが数台停まっていて境内は沢山の参詣客で賑やかだった。 |
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本堂脇に『芭蕉の池』があり、1686年芭蕉は長旅から戻って石山の幻住庵から岩間寺をお参りした折に≪古池や蛙飛びこむ水の音≫の句をこの池のほとりで詠まれたそうだ。かの天才俳人がこの場所に立たれたのかと思うと感慨深い。 |
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本堂内の納経所はすでに行列が出来ていて30分くらいかかって納経してもらう。納経所でにこんなに行列したのは初めてだ。 |
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岩間寺から山道に止めた車に戻り次の11番・上醍醐寺に向う。 醍醐寺への山道は細いヘアピンカーブ連続で、登ったり下ったいを繰り返しながらカーナビにも道表示がない山道で案内もあてにならない。 しばらく走って小さな山里で人を見つけて道を尋ねる。 その人から『上醍醐寺はひと月程前に雷が落ちて焼けてしまいお寺は閉鎖されて納経は醍醐寺の女人堂で受けている』と聞かされる。 無駄足するところだったが目的地を醍醐寺女人堂に変えて山を下る。 今度はカーナビもしっかり案内してくれて安心して目的地に進んで行った。 |
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間もなく下醍醐に到着。 「秀吉の醍醐の花見」で名を馳せた大寺院で、駐車場も沢山あったが女人堂に近いと思われる一番奥の駐車場におく。木々が赤く染まりかけた下醍醐寺参道を歩く。 |
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女人堂は下醍醐寺の一番奥にありハイキングルートにもなっていてリックを背負った人が多い。本来はこの女人堂から上醍醐には1時間くらいかけ登ってお参りするそうだ。 |
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女人堂本堂と脇にある急こしらえの納経所 |
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豊臣秀吉の醍醐の花見で有名な醍醐寺 |
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総門から仁王門への桜馬場と呼ばれる参道から奥の女人堂をへて槍山へかけた一帯が1598年(慶長三年)春晩年の太閤秀吉が催した花見の宴の舞台だった。 |
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帰り際、駐車場近くのお堂で般若心経の唱和をしていたので参加させていだく。 |
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醍醐寺を無事参り終え、京都府道36号大津宇治線で宇治の10番三室戸寺へむかう。 |
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三室戸寺は源氏物語宇治十帖の主人公 浮舟ゆかりの地で、源氏物語の中で、浮舟は薫大将に愛されながらも匂宮の激しい求愛に結局 通じてしまう もろい女心の書かれた編だ。 |
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石段を上がりきると石畳が本堂まで真っ直ぐのびてよく掃除されたお庭は清清しい。 |
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本堂横には勝運の牛像があり、若乃花・貴乃花の手形が寄進されている。今は家族ばらばらになってしまったが家族仲良く最も人気があった頃お参りしたのだろうか。 |
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広い納経所と売店 | ||||||||||||||||||||||||||||||
本堂右脇の鐘楼と三重の塔。こぶりだがすっきりしてお寺の佇まいによく調和している。 |
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納経朱印をいただき今日の巡拝はこれで終わる。 三室戸寺から宇治の平等院が近いので車で寄って行くことにする。 宇治の平等院には直ぐに着いたのだが『源氏物語千年紀』の観光客で人の波と車の行列、駐車もできず下りて参拝できる状況でないので遠巻きに車を渋滞の列につきながら旅館に戻ることにする。 |
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10円玉・宇治平等院の絵柄 |
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瀬田のマツダレンタカーに車を返して帰りは瀬田駅から電車で石山寺へ戻る。石山駅から左に瀬田川を見ながら歩いて10分位、今夜の宿『ぼだい樹』に到着。 |
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宿ぼだい樹 |
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ひっそりとした佇まいの小さく古風な宿。 直ぐにお風呂に入らせてもらう。小さな湯船の小さなお風呂だがのんびり入る。 夕食は名物の近江牛のすき焼きで、係りの仲居さんが食べられるまで全部お膳立てしてくれて、味も量もいうことなく、とても美味しかった。 皆さんとても素朴・親切で心温まるもてなしの宿、京都からも近くて今度京都に来る時は又泊まろうと思う。 |
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11月10日(月) 源氏物語ゆかりの石山寺へ。 |
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朝7時半に朝食。旅館に荷物を預けて石山寺に行く。 早朝にもかかわらず門前は参詣客に賑わっていた。 |
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山門を入るとまっすぐ続く石畳の参道には源氏物語千年紀の催物案内が沢山表示されていた。 |
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紫式部・源氏の間 |
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紫式部が本堂脇 源氏の間に篭り源氏物語の須磨の巻を執筆したという。『今宵は八月十五日なりけりとおぼし出て...』の書き出しは瀬田川の対岸に登る満月を見た折のことと寺の縁起に記されている。 |
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源氏物語屏風複製 石山寺本堂 |
四国八十八ヶ所を巡る同じ功徳のある八十八の砂を埋めた宝きょう印塔 |
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本堂右手を上がっていくと均整とれた美しい屋根の多宝塔があり、本堂とともに国宝に指定されている。 |
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国宝・多宝塔 |
ライトアップ・多宝塔 |
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多宝塔東側は展望の開けた展望台になっていて風雅な東屋月見亭がある。 |
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石山寺は1時間位ゆっくり1周した後 旅館ぼだい樹に預けた荷物をとって京阪石山寺駅へ。 |
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京阪石山寺駅 |
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石山から電車を幾つも乗り継いで甲子園球場に行って見る。昔何度もプレーした阪神甲子園駅あたりはすっかり変わってしまい昔の面影が全くなく球場も修復工事中で外からしか見られなかった。 |
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内野席リニューアル工事中の甲子園球場 |
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甲子園駅に戻り三宮駅へ。三宮駅から歩いてホテル『クラウンプラザ』荷物を預け北野異人館めぐりをする。 |
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スターバックス北野店 |
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2時半ホテルに戻りチェックイン。 3020号室クラブルーム左に六甲山正面から右に大阪、右に神戸港が一望でき眺めは最高だ。 37回階のクラブルームに上がりお茶・ケーキをご馳走になる。震災の時の模様をスタッフの方より伺う。 |
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37階クラブフロア・チェックイン クラウンプラザクラブ3020号室・左下に新神戸駅 |
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夕食は昼散歩の途中で見つけた洋食屋さんに行く。さすがに満員のお店だけあって店の雰囲気も料理の味も最高だった。 帰ってホテル部屋で テレビがパソコンモニターにもなっていて寝る前インターネットを見る。 |
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